【元巨人】ギャレットは今は何をしているんだろう・・・。日々消える助っ人外国人の生き残りを考えてしんみり。

雑記
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※やきうネタです。

 

 

「あー、あの人今どこで野球やってんだろ?」

 

google検索にその気になった選手の名前を打ち込み

現在の所属リーグや球団を調べる。

野球ファンなら誰しもやった事がある行為だと思う。

 

 

いつだって、スタメン争い。

野球は9人でやるスポーツであり、ベンチ入りまででやっと25人だ。

それでも球団が抱える選手はその何倍もの数。

結果的に熾烈なポジション争いが起こるのである。

 

 

リトルでもポジション争い。

リトルシニアでもポジション争い。

高校野球でもポジション争い。

ようやく夢の舞台、プロ野球に入ったと思えば2軍でポジション争い。

そこで結果を残せれば、ようやく1軍のベンチ入り。

そして1軍で結果を残し続けた選手だけが、そのポジションに固定されるのだ。

 

その狭き門を只管に潜り続けた超人達の祭典がNPBなのだと私は思う。

 

そしてその超人達がMLBに挑戦し、殆どの選手が通用せずに帰国する。

 

いつだって結果を追い求め残し続けられる人間だけが生き残る世界。

それがプロ野球だ。

だからこそ、ファンも見ていて熱くなるのだと思う。

 

 

そんな生き残りを掛けたポジション争いが更に激しいのが

NPBにおける「助っ人外国人枠」だろう。

 

 

登録できる人数は4人。

ただし、野手のみ、投手のみで4人は使ってはいけないという規定がある。

必然的に投手か野手を1:3か2:2で組み合わせる事になる。

 

 

気づけば居なくなる助っ人外国人。

 

 

元巨人のボウカーは国内BCリーグでまだ頑張っているし

ロペスはベイスでクリーンアップを打っている。

マイコラスはMLBからNPBにきてまたMLBに戻り凄い成績を残している。

スペ体質のアンダーソンは多分メキシコリーグに居る・・・ハズ。

内野はどこでも守備の人クルーズもメキシコリーグだ。

 

殆どが2,3年で消えていく助っ人外国人。

長く貢献してくれている近年の巨人助っ人外国人といえば口をそろえてマシソンということだろう。

 

今シーズンだけでも

マシソン、カミネロ、ヤングマン、メルセデス、アダメス。

マギー、マルティネス、ゲレーロ。

 

この中から4人しか出られないのである。

先発ローテに入っているメルセデスとヤングマン(現在骨折中)

クリーンアップを打っているマギーは問題は無いだろうが。

カミネロに関してはかなり怪しい雰囲気も出ている。

育成上がりのマルティネス、メルセデス、アダメスは・・・。

これからだとは思う。

 

 

 

さて、そんな厳しい環境の中でも結果を出し続けなければ生き残れない助っ人外国人。

皆さんの記憶にはどの人物が印象強く残っているだろうか?

勿論、活躍した選手になるだろうが・・・。

 

 

私の場合はこの人だ。

 

 

ギャレット・ジョーンズ

 

 

 

 

2015年の貧打巨人を救うべく来日した助っ人外国人。

元メジャーリーガーで、あのヤンキースにも所属したギャレットである。

私はまず名前で好きになった。

 

 

・・・2015年の巨人の貧打はとてつもなかった。

エース菅野がリーグ2位の防御率1,91を残すも10勝11敗と負け越し。

チーム防御率は1位にも関らず、チーム打率は最下位とムエンゴ打線となった。

 

 

そんな巨人に突如として来日した左の大砲ギャレット。

ファンは皆期待したことだろう。

 

2016年のオープン戦では全試合で4番に座り、結果を残し。

開幕戦のヤクルト戦では4番ファーストでスタメン出場。

来日1年目の外国人が4番に座るのは巨人の球団史上初めてでもあった。

 

それからもギャレットは結果を残し続け

野球に対して懸命に取り組んできたように私の目には映った。

ギャレットは一時二軍落ちしたが、全く腐らずに練習を続け一軍に復帰。

 

復帰するとファーストにはなんと阿部。

ギャレットはレフトを守っていた。

 

メジャーリーグで活躍し、日本の球団の助っ人外国人として来日。

二軍に落ちたと思えば、一軍に上がり7番レフト。

恐らく二軍で懸命にレフトを練習したのだろう。

普通の人間なら「やってられるか」となってもおかしくはないと私は思う。

現にメジャーから来て二軍に落ちてそのまま腐っていく助っ人外国人は少なくない。

4番でもなく、慣れ親しんだファーストでもない。

しかし、やったことの無いレフトを懸命に守りプレーするその姿を私は覚えている。

お世辞にも上手いとは言えなかった。

バウンドの処理、壁直撃の処理、どれをとっても並み以下だった。

それでも懸命にプレーし続けるギャレット。

当時35歳の彼はどんな気持ちだったのだろう。

 

 

 

 

お笑い、というかもしれないがこのgifを見て欲しい。

 

 

一軍に上がったばかりのレフトギャレットとセンター橋本の激突のシーンだ。

橋本の肘がギャレットの顔面に入り、ギャレットは出血負傷交代。

 

 

恐らく私はこの時、暴言を吐いたと思う。

 

しかし彼の居場所はもはやこのレフトしかないのだ。

それからもギャレットはレフトで懸命にプレーを続けた。

 

結果的にシーズンが終わってみれば

打率.258 24本 68打点と中々の成績を残した。

この調子なら来シーズンもレフトギャレットギリギリいけるかな?

と、思っていたところに。

 

2016年、巨人ケーシーマギーを獲得である。

 

彼もメジャーリーガーで

NPBでは楽天でもプレーした事があり

後にメジャーに戻り、またNPBに来る事になったのである。

 

この獲得により、マギーはほぼ定着。

サードに居た、漢村田もほぼベンチ。

村田が入ればマギーはセカンドを守るという器用さも見せた。

 

それだけではなく、助っ人外国人の枠の関係でギャレットにもその波は押し寄せた。

投手、マイコラスとマシソンは固定。

そこに、マギーが入れば枠は後1つしかない。

その枠も新加入のカミネロに取られギャレットの枠は無くなった。

そしてセカンドも出来るということでクルーズの居場所も無くなった。

 

それでも巨人は2017年もギャレットと契約を続けた。

マギーに何かあるかもしれないという事もあるが

彼の野球に対する日頃の真摯な姿勢の結果だろう。

 

 

しかし、2017年マギーは活躍し。

2017年のシーズンはギャレットは全てを2軍で過ごし

一軍のグラウンドに上がる事は無かった。

 

 

それでもギャレットは2軍で野球を続けた。

元メジャーリーガーのギャレットが日本の若手に混じり

遠征する日々は一体どんな気持ちだっただろう。

メジャー通算122本塁打の左の大砲が2軍の遠征で汗を流す日々。

その姿を見て、2軍の若手は大きな影響を受けただろう。

 

 

そしてギャレットは2017年のシーズンをもって自由契約となった。

その際、ギャレットは自身のSNSでこういう趣旨のコメントを残している。

 

 

「読売ジャイアンツ、ファンの皆様、本当にありがとう。私と私の家族は日本で素晴らしい経験をしました」

 

 

たった1年。

1年しか見られなかった助っ人ではあったが私の中では強烈に印象に残っている。

 

今、ギャレットはどこかで野球をしているんだろうか。

年齢的にもう無理だろうか。

野球人としても、愛妻家としても、親日家としても、人柄が良すぎたギャレット。

そんな彼の代わりはいくらでもいるのかもしれない。

ただ、彼のような助っ人外国人はそうそう居ないと私は思う。

 

 

 

 

そして今日、2018年8月19日、中日戦9回裏劇的なサヨナラを打ったのはマギーだった。

 

 

「マギィィイイィイィイイ!!!!」

 

 

と、叫ぶ私もそこにいたのだった。

 

結果的になぜかギャレットのことを思い出し、この記事を書いたのだが・・・。

 

助っ人外国人の難しさ、生き残りを掛けた争い。

こういう所にも野球の現実と面白さがあるんだろうなぁと思う。

 

メッセンジャーやバレンティン、ロペスやエルドレッド・・・。

後は・・・誰だろうか。

昨今は長期に渡り活躍できる助っ人外国人は本当に本当に少ない。

活躍すればMLBに戻ってしまうし、成績がそれなりならばポジション争いに負けてしまう。

強烈な活躍を期待され、それが出来なければNPBに居場所は無く。

強烈な活躍をすればMLBへ再出荷。

中々難しいものである。

 

 

 

そして私は阪神のロサリオも影ながら応援しているのである。

獲得の経緯から、二軍落ち、一軍復帰までの経緯が2015年の巨人と

そのギャレットとそっくりなのである。

二軍に落ちても腐らず、なんとか一軍復帰をし

復帰後の成績は見違えるようだった。

 

頑張れロサリオ。

私は応援しているぞ。

 

そして、ありがとうギャレット・・・。

 

またいつか思い出し、私はギャレットのツイッターをちょいちょい見に行こうと思う。

 

 

 

 

と、言う感じで今日の所はこの辺で(‘ω’`)

野球分からない人にはポカーンだったかもしれませんが(‘ω’`)

 

気が付けば書いていました(‘ω’`)

ではではお疲れ様でした(‘ω’`)!

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コメント

  1. こんちらえ より:

    阪神ファンの私からしたら、巨人ファンのゼロさんにロサリオを応援してもらえるのは嬉しい限りです!
    言葉も文化もわからない日本にやってくる彼ら…チーム問わず応援したくなりますね!

    でも阪神ファンとしてマギーはいいとこで打つから嫌いや(‘ω’)

    • ゼロ より:

      >>こんちらえさん

      あのニッコニコでの全力プレー!
      応援したくなりますよ(‘ω’`)!

      最初は外の変化球にクルックルでしたが、今はそれも多少改善され
      これから更に外を見送れるようになると更なる期待ができますね(‘ω’`)!

      他球団ファンに嫌われるというのはとてもいいことなのです(‘ω’`)!
      それ即ち活躍しているということ(‘ω’`)!!!

  2. (´・ω・`) より:

    特定の球団のファンでも良い選手を全力で応援するスタイルがとても素敵です

    そして記事を読んでちょっと古い選手ですがブライアント・シコースキーの事を思い出しました
    地元でオープン戦があった時にサイン会があったんですよ
    サインをしていたのは成瀬・橋本(将)・シコースキーの3人でした
    握手して貰って「シーズン頑張って下さい、応援してます!!」
    成瀬と橋本(将)は(´Д`)ハァ…
    シコースキーだけガッチリと握手して「ガンバリマス!!」
    その後西武に移籍して大活躍・・・とまではいかなかったけれどもシコースキーだけはずっと応援し続けてたのを思い出しました

    • ゼロ より:

      >>(´・ω・`)さん

      やっぱり野球、そして野球人が好きですからね(‘ω’`)!
      横浜だと引退してしまいましたが、大原投手、今だと今永投手やロペス一塁手を応援してますし(‘ω’`)
      阪神だと加えて藤浪もですね(‘ω’`)!
      他にもいっぱい(‘ω’`)!

      しかしそれは良い経験ですなぁ・・・。
      宝物とまでは行かないかもしれませんが
      何かのきっかけで思い出すということは当時それだけ鮮烈だったのでしょう(‘ω’`)
      こんなインターネットの僻地とはいえ、誰かに覚えてもらっている。
      それだけで幸せな選手だと思います(‘ω’`)!