20年通った歯医者さんとの別れ。

雑記
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今日はエリュトロンドラゴンの記事だー!

と思いきや。

そうではないのです。

 

 

 

本日早朝、私はかかりつけの歯医者に電話を入れた。

もう20年近くお世話になっている歯医者さんだ。

私が小学生の頃から、ずっと通ってきた歯医者さんだ・・・。

勇気を出して歯医者に行った結果wwwwwwwww
PSO2アプデ当日・・・。私は親知らずが痛くてゲームに集中出来なかった。ゼロ「虫歯・・・か・・・」ゼロ「何年も歯医者に行ってないし怖すぎる・・・」ゼロ「何よりも親知らずの抜歯で死ぬほど痛いって聞いたし怖すぎる」何を隠そう、子供の頃に私は親知...

前のブログではあるが以前も↑そのような記事を書いた。

 

 

 

 

 

「おはようございますー」

「はい、おはようございます」

 

「あのー、ちょっと予約のことでご相談が」

「診療ですか?」

「あ、はいはいそれであのー」

 

「大変申し訳ありませんが・・・」

 

 

「昨日で閉院することになりまして・・・」

 

 

 

「えっ!?」

 

 

 

人は驚いたとき、本当に「えっ!?」というのだと改めて知った。

動揺を隠し切れない私だったが言葉を続けた。

 

 

「えっ?なん?なんでですか?」

「あ、あの、去年の4月頃とてもお世話になったゼロです」

 

「あー、お久しぶりです!」

「あのー・・・、院長が体調を崩されまして」

 

「それって大丈夫・・・なんですか・・・?」

 

「うん!大丈夫ですよー!」

 

「じゃ、じゃあまた開いたり別の場所でやったりとかは・・・」

 

「無い・・・ですね・・・。」

 

 

 

 

その言葉で私は色々と察した。

どういう状態かは言うわけがないわな。

そう思った私は「もう会うことも無いのか・・・」という

寂しさを胸に、全く働かない頭からなんとか言葉を捻り出して返答した。

 

 

「そう・・・ですか・・・」

「本当に長い間・・・お世話になりました・・・。」

 

「いえいえ」

 

「先生には回復を願うという事と・・・感謝をお伝えください・・・。」

 

「はい!」

 

「それと、皆さんには・・・」

「えっと・・・息災と感謝をお伝えください」

 

「はい!!」

 

「本当に今まで融通を利かせて頂いて、ありがとございました。」

 

「いえいえ!ゼロさんもお体に気をつけて!」

 

「はい、失礼します、ありがとうございました。」

 

「はーい、失礼します」

 

 

 

 

そうして、早朝の電話は幕を閉じた。

正直本当に驚いた。

単なる医者と客だろ、と思う人も居るかもしれないが

私の場合はかなりわがままを通してもらっていた。

私と一緒にゲームをした事がある人なら分かるかもしれないが

私自身生活スタイルがバラバラなのだ。

夜中から朝まで皆でゲームをすることもあれば

21時には寝ていることもあるような感じだ。

加えて去年は私の体調のこともあり

予約という行為が非常に難しかった。

しかし歯医者は当然予約である。

だから私の場合は

「いけるときに行く」

「予約が入っていない時はザックリ教えて欲しい」

という迷惑も甚だしい待遇だった。

しかし私にはそれがこの上なくありがたかったのだ。

 

 

 

「今日って朝大丈夫ですかね?」

「んー今日はどの時間もいっぱいですねー!」

 

「今日は昼空いてますかね」

「13時~ならどうでしょう!?」

 

 

歯医者に行く度にそんなやり取りを交わした

決して暇な医者ではない中で、私の煩わしいであろう電話を取ってくれたのだ。

だから、というわけではないが

私も保険適用外の治療を受けてみたり

少しでも金落とせればいいかなという考えはどこかにあった。

 

 

 

幼い頃は幼いなりに対応をしてもらい。

私が中学に上がるときには地元ではなく受験の中学に行ったので

その話を色々したり。

私が10代も半ばを過ぎたころは金髪ピアスになっていても

今風やね、ピアス空いてれば虫歯なんてこわくなーい

と他愛ないやり取りをし

20代になれば、私と色んな医療について話したり

他の患者さんと比べれて圧倒的に話している時間が多いのは明確だった。

毎日会うか、といわれればそんなわけは無い。

3年会わないことだってある。

それでも私が幼い頃から通っていた場所である。

昔ではあるが、一番最初のバイト先がつぶれたということも記事に書いたが

1つのいきつけのような場所が無くなるというのは

なんともいえない気持ちになる。

場所もそうであるが、そこで少しずつ培ってきた信頼のようなもの

それも無くなってしまうのは、本当にさびしいと思った。

 

 

そんな平日の早朝、電話を切った私は最後に呟いた。

 

「はー、歯医者・・・どうすっかな・・・。」

 

そんな事を口にしつつも

 

その日はずっと「先生大丈夫だよな」という感情が

頭の中でぐるぐる回り続けたのだった。

 

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