コンビニで弁当のソースが爆発してもめげない。

「この時間になると寒いな・・・。」

時刻は20時を過ぎ、すれ違う人々は帰路につくところなのだろう。

そんな人たちが向かう駅とは逆方向にあるコンビニ。

私の目的地はそこにあった。

今から数分前。

職場の先輩に弁当を買ってくるように頼まれたのだ。

「ゼロちゃーん、コンビニ行ってくれるー?」

そういって手を上げて私を呼ぶ1人の先輩。

昼からずっとPCと電話を行ったり来たりと忙しそうにしていた。

「はーい、何がいいっすかね」

「んー、コレもう1本と何か弁当1個。」

そういって、先輩は空になった午後の紅茶を手に取った。

「弁当なんでもいいんすか?」

「うん」

そんな短い返事を受けると同時に空になった午後の紅茶を受け取り

私はコンビニへ向かった。

コンビニへ着くと、空のペットボトルをゴミ箱に入れ、店内へ入る。

店内は思っていたより混んでたが

入った私はそのまま右手へ行き、午後の紅茶を手に入れ

弁当コーナーへ行き、ヒレカツ弁当を手に取った。

ヒレカツ以外にもなんだか色々入っているしこれでいいだろうと

私は即決した。

そしてお菓子コーナーへ行き、新商品のグミのようなものを適当に手に取り

レジへと並ぶ。

店員さんが次々と客を捌く中、押し出される商品のように私も前に進んだ。

そうして、私の順番がやってきた。

手に持った弁当と飲み物、お菓子をレジへ出し

タバコの番号を指定してタバコもお願いした。

「お弁当は暖めますか?」

「お願いしまーす」

そういって流れるようにレンジへ弁当を入れ

弁当を入れる用の袋を準備し、それ以外は別の袋に入れていく

そして次々と作業を終えていく中で破裂音が聞こえた。

レンジの中で弁当に付属していたソースが爆発したのだ。

「あー・・・」

それまでの軽快さが嘘のように固まるコンビニの店員さん。

その姿はまさに頭の中が真っ白になっているようだった。

客の多い時間帯、私の後ろにもまだ客はいる。

そんな状況でのアクシンデント

今考えればその時の店員さんはパニックになっていたのかもしれない。

「大丈夫・・・ですか・・・?」

そう声を掛ける私を不安そうな顔で見返す店員さんと

その隣で別のお客さんを捌いている別の店員さん。

「お弁当交換して!」

そういったのは別の店員さんだった。

なるほど、奴のほうがベテランというわけだね。

と私も内心少し焦ったので、何故か上から目線でそう思った。

後ろに並んでいる客から早くしろよという雰囲気が心なしか突き刺さる。

しかし後ろを見てみれば誰1人として目が合わなかった。

そうか、思ったより誰も気にしていないのか。

と、私は安堵した。

その間に、店員さんが代わりの弁当を取りに行ったのだが

私はふと思った。

(あの弁当もう無くねぇか?)

(裏にあったりすんのかな?)

しかし、案の定弁当は無かった

アクシデントに次ぐアクシデントである。

「まことに申し訳ありません、代わりのお弁当が・・・」

ほんとついてねぇな・・・、正直そう思った。

何よりも他の客が閊えてきた。

レジには既にヒレカツ弁当とその他が打ち込まれた後。

もう1人の店員さんは一生懸命に客を捌き

やらかした私の前にいる店員さんはどうしよう・・・と私を見つめるばかり。

私も数秒固まった。

しかし最速でこの場を切り抜けるにはどうすればいいか、必死に思考を巡らせた。

その結果、私はソースを買って帰ろうという答えに行き着いた。

別の弁当を持ってきてまた暖める手間とレジを打ち直す手間を考えると

ソースが爆発したヒレカツ弁当の方が時間的には短縮できる。

そして私がソースを持ってくる間に、ベチョベチョになった弁当を

拭いてくれれば同時進行で時間も短縮できると思ったからである。

「ソースってどこの棚にあります?」

最適解はこれだ、そう思った私はすぐにソースの場所を聞いた。

えっ?という顔をする店員さんを置いて私は畳み掛ける。

「弁当それでいいので、ウスターソースどこですかね」

そうして店員さんに聞いた場所へソースを取りに行った。

そこにはちっこいウスターソースがおいてあった。

私はそれを手に取りレジへと戻る。

そうするとベテラン店員さんがそれはいけないよ

という表情をしながら、私に語りかけてきた。

「いえ、お客様それは・・・」

「お弁当はお取替えしますので・・・」

やはり、そうくるかとは思った。

しかし更に閊える後ろの客を含め、若干パニックの店員さん。

これ以上私に時間を割いていて欲しくは無いというのが私の本心だった。

正直もう、コンビニから出たいという一心だった。

そうして、私が搾り出した答えはこれだった。

「いや、このソース余った分飲むんで丁度いいっす」

言った瞬間、私は何を言っているんだと思い。

笑いが込み上げてきた。

wwww」

一人でレジの前で笑い出す男1人かと思いきや。

後ろに並んでいた客も少し笑っていた。

その笑った顔に救われた。

そうして店員さんも平常心を取り戻し、綺麗に弁当を拭き

ウスターソースも袋に入れて私に渡してくれた。

「本当に申し訳ありませんでした。」

そういって頭を下げる店員さんと、笑顔で感謝と謝罪を述べるベテラン店員さん。

「いえいえ全然」

そういって手をパタパタしながらコンビニを出た私は事務所に戻った。

「お待たせしましたー」

そういって先輩の机にはヒレカツ弁当と午後の紅茶とウスターソースが置かれた。

「えっ?w」

先輩は笑いながら1000円札を私に渡した。

私は結果的にこれで良かったなと思った。

「ん?なんかヌルヌルしてるぞゼロちゃん!」

弁当を開ける際に蓋についたソースの油に気づかれた。

その後、私は先輩が弁当を食べている横でグミを食べながら

コンビニであった経緯を話したのだった・・・。

fin

という、数年前にコンビニであったことでした(‘ω’`)

コンビニ店員さんに変なもの温めて!っていうから困ってるっていう

ネットの記事を見かけて思い出したので

せっかくだしと思って私も記事にしてみました(‘ω’`)

ピーク時は大変ですよね(‘ω’`)

私もガラッガラのレジ位はやったことあるので

大変さは少しはわかるつもりです(‘ω’`)

これから寒い季節でおでんやらやることも増えて更に大変だとは思います。

コンビニの店内に雪が入って滑りやすくなったりね。

しかしあなた達がいるから私たちが助かる(‘ω’`)

そんな気持ちでお互いいられたらいいですね(‘ω’`)

当時私はバイトで事務所に入っていたのであの先輩元気にしてっかなーと

思い出せて私的にも良かったかもね(‘ω’`)!

ではでは今日のところはこの辺で(‘ω’`)!

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コメント

  1. 6鯖アークス より:

    学生時代、駅前ホテル内という立地でクッソ忙しいコンビニのバイトしてた事思い出しました(´・ω・`)

    それ以来、”スタッフが居てくれるから買い物が出来るんだ”と考えを改める良い経験になりましたね〜。

    ネトゲでも同じ事が出来ると良いなと思いながら日々ぼっちしてます!

    • ゼロ より:

      >>6鯖アークスさん

      コンビニって場所によって凄い混みますよね(‘ω’`)
      大学が近くにあったり、オフィス街だったりすると昼すっごいですしね(‘ω’`)
      逆に繁華街が近くにあると、日勤を終えた人が帰り、夜職の人が出勤してくるタイミング(‘ω’`)
      19時とかとんでもないことになってたりしますしね(‘ω’`)
      私は昔からコンビニにはお世話になってきましたので
      本当にありがたいんよ(‘ω’`)

      ぼっちが増えている今がチャンスかもしれませんよ・・・(‘ω’`)!
      新たな出会いのチャンス(‘ω’`)!
      ほ~ら二人組み作って(‘ω’`)

  2. 社会人ハンター より:

    自分が体験というか見た話として
    数年前にとあるコンビニであれは深夜だったかな?仕事帰りに寄った店でジャージ着た女性がレジにて
    「これ温めてください」と言って出したのがバニラアイスのカップ
    へっ?と自分は勿論、店員は更に戸惑っていました。
    女性はサッとお金を出し早くしてと急がせます。
    結局店員はそれをレンジに入れてチン。やがて出たのはホカホカのバニラアイスの成れの果て。溶けてるかは見てないのでわからないですがソレを女性は受け取りありがとうと告げて店を出ていきました。

    女性は疲れていたのでしょうかね?
    周りに話してもあまり信じてくれない実話でした。

    • ゼロ より:

      >>社会人ハンターさん

      本当にあった怖い話(‘ω’`)
      うーん(‘ω’`)
      昔、アイスをレンジでチンして溶けたバニラアイスにトーストをつけて食べる人をみたことはありますが・・・(‘ω’`)
      アイスだけっていうのはなかなか難しいですね(‘ω’`)
      何よりべとべとで食べるの難しそう(‘ω’`)
      パンやおにぎりなら勿論わかりますけどアイスはわけわかんないですな(‘ω’`)